馬の所有権限

馬の所有権限は馬主にあります。
自分の馬を持ち、出走させ、大きなレースに勝つことは、競馬ファンなら一度は抱く大きな夢でしょう。

しかし、そうそう簡単に馬主になることはできません。
競走馬の値段は1000万円以上することも多く、良血だと1億円以上する馬もいます。
馬の購入費だけ見ても家が建つほどですが、出費はそれだけではありません。

馬を厩舎に預けるのにも費用がかかり、競走馬が引退するまでにかかる費用を考えればよほどの資産家でなければ馬の所有を維持することはできません。

そのため一定の年収がなければ競馬界で馬主になることはできません。
馬主にも審査があり、それをクリアした一部の資産家だけが競走馬を所有することができるのです。
資格を有した馬主たちはデビュー前の競走馬を購入するため、毎年開かれるセリ市に足を運びます。

ここで欲しい馬を競り落としたら、次に厩舎と預託契約を結び、馬主は厩舎に対して毎月預託料を支払います。
馬がレースに出走して得られる賞金が馬主の基本的な収入となりますが、これらがすべて馬主のものになるわけではありません。

調教師に10%、騎乗した騎手に5%、厩務員に5%を分配することが決められており、馬主の収入は賞金の80%ということになります。
しかし総じて見ると、馬主になって資産をさらに増やすことは簡単なことではありません。

高額の素質馬を購入しても大成しないことは珍しくありませんし、また安い馬の中から活躍馬を探すには相当な知識や経験、運を持ち合わせていなければなりません。

馬主であることは、資産家にとっては投資目的というよりも、一種のステータスとしての色合いが強いのも事実なのです。
このように、一般の人が馬主になることはできませんが、最近では一口馬主という手段で馬主になる一般の人も多くいます。

一口馬主制度は主に牧場が行っており、競走馬の購入費を口数で分けて広く共同出資を募ります。
一口数万円程度で馬主になることができ、出資後は毎月一定額の維持費を支払います。
レースで獲得した賞金は、出資口数に応じて分配されます。

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